moyasiエフェクト館

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【UE4】【Niagara】NiagaraParameterCollection(NPC)でエフェクト全体の調整用パラメータを作る

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今回は、NiagaraParameterCollection(NPC)の使い方の一つを

タイトルにあるように、NPCを使って、エフェクト全体の調整用パラメータを一つつくろうと思います。

 

今回は、単純にパーティクル其々の寿命を一括で調整できるパラメータをつくろうと思います。

 

まずは、確認用のシステム、エミッター、モジュール、そしてNPCのアセットを作ります。

 

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まずはNPCの設定

今回は試すだけなので、名前は何でもいいので、NPCを開いて、新しいパラメータを一つ作ります。

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NPCの最初の設定は、これだけでOKです。

 

次にモジュール

モジュールを開き、MapGetに、設定用のモジュール二つを、SetにはParticle.Lifetimeを入れます。

 

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その後、Multply(乗算)で繋ぎます、モジュール側の設定はこれで終了です。

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次はエミッター側の設定です

ParticleSpawnに、先ほど作ったモジュールを追加します(自分でつけた名前で検索してください)

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追加したモジュールに、LifeTimeと、LifeTimeScale(この二つは設定した名前です)という部分に、数値が入るようになっていれば大丈夫です。

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ここに入れた数字同士が乗算された数字が、Lifetime(パーティクルの寿命)に設定されます。

両方1に設定しておくと、解りやすいと思います。

 

次に、NPCを実際に入れていきます

まず、Parameterというウインドウを出します(デフォルトだと最初からは恐らく出ていなかったと思います)

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ここから、追加したNPCを登録します。

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追加したら、この情報を、ドラッグして差し替えます。

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このように登録されていればOKです。

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ここまですれば、設定したNPCファイルの数値を動かすと、このエミッターの寿命が延びたり縮んだりしていると思います。

 

 

実際に組み込んだ様子がこちら。

 

調整として使いやすいポイントとして、エミッター毎固定ではなく、システム毎に適用するデータを差し替える事が出来る点です。

 

エミッター自体の情報を差し替える必要がなく、システム側で変えることができるので、別のシステムで使うようのエミッターを流用していく事も可能です。

エミッター自体にNPCデータを入れている場合でも、システム側でほかのデータに差し替える等も可能です。

HoudiniのHDAのような、いくつかのパラメータを変えるだけで簡単に調整出来る仕様というのも、段々出来ていくのかなと思います。