【UE4】【Niagara】NiagaraParameterCollection(NPC)でエフェクト全体の調整用パラメータを作る
今回は、NiagaraParameterCollection(NPC)の使い方の一つを
タイトルにあるように、NPCを使って、エフェクト全体の調整用パラメータを一つつくろうと思います。
今回は、単純にパーティクル其々の寿命を一括で調整できるパラメータをつくろうと思います。
まずは、確認用のシステム、エミッター、モジュール、そしてNPCのアセットを作ります。
まずはNPCの設定
今回は試すだけなので、名前は何でもいいので、NPCを開いて、新しいパラメータを一つ作ります。
NPCの最初の設定は、これだけでOKです。
次にモジュール
モジュールを開き、MapGetに、設定用のモジュール二つを、SetにはParticle.Lifetimeを入れます。
その後、Multply(乗算)で繋ぎます、モジュール側の設定はこれで終了です。
次はエミッター側の設定です
ParticleSpawnに、先ほど作ったモジュールを追加します(自分でつけた名前で検索してください)
追加したモジュールに、LifeTimeと、LifeTimeScale(この二つは設定した名前です)という部分に、数値が入るようになっていれば大丈夫です。
ここに入れた数字同士が乗算された数字が、Lifetime(パーティクルの寿命)に設定されます。
両方1に設定しておくと、解りやすいと思います。
次に、NPCを実際に入れていきます
まず、Parameterというウインドウを出します(デフォルトだと最初からは恐らく出ていなかったと思います)
ここから、追加したNPCを登録します。
追加したら、この情報を、ドラッグして差し替えます。
このように登録されていればOKです。
ここまですれば、設定したNPCファイルの数値を動かすと、このエミッターの寿命が延びたり縮んだりしていると思います。
#UE4#Niagara
— moyasi@エフェクト勉強中 (@torisutamoyasi) August 15, 2018
NPCを使って、システムに入っている全てのエミッターの寿命を調整する仕組みまで作れました~
エミッター単体ではなく、一つのパラメータでシステムに入っている全てのエミッターを対応させます。 pic.twitter.com/hMVpaet3nW
実際に組み込んだ様子がこちら。
調整として使いやすいポイントとして、エミッター毎固定ではなく、システム毎に適用するデータを差し替える事が出来る点です。
エミッター自体の情報を差し替える必要がなく、システム側で変えることができるので、別のシステムで使うようのエミッターを流用していく事も可能です。
エミッター自体にNPCデータを入れている場合でも、システム側でほかのデータに差し替える等も可能です。
HoudiniのHDAのような、いくつかのパラメータを変えるだけで簡単に調整出来る仕様というのも、段々出来ていくのかなと思います。