moyasiエフェクト館

主にエフェクト関係の記事を上げていこうかと思います。


エフェクトに関係する記事上げてきます
エフェクト関係の記事の内容は緩く募集中
自分がわかる範囲であれば書いていこうかなと。

【SD】氷片のテクスチャを作る

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今回は、この様な氷片のようなテクスチャを作っていきます

基本的な用途は、氷属性魔法のようなもので、無数に飛び散らせるイメージです。

かなり簡易的なので、かなりリアリティのある氷ではないので、ご了承ください。

 

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大まかな構造としては、この様な形になっています。

 

では内部の構成を

 

【氷模様の制作】

 

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模様部分のノード構成はこのようになっています

雲模様のノイズを色を変更した後に、ワープノードにて加工して氷の表面のような模様に仕上げます。

 

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赤の部分

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ノイズのこのノードで雲模様のノイズを作り

HSLで色を変化させます。

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氷のメインの色となるので、青~水色くらいになるように

今回はこの様な設定にしました。

 

黄色の部分

HSLで色を変えたのをワープノードで加工します

加工するためのノイズは

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このノードを使います

Distanceの数値で、模様の細かさが変わります

ここでは31に設定しています。

このあとに、更に形の加工はするので、ここでは細かい位がキレイに映りやすいと思います、個人的にこの部分は、後から結果みながら調整するのがベストなのかな?と思います。

 

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次はこの部分です

ここもワープノードによる加工をしています

加工に使うグラデーションは

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このノードを使用しています

これに、ブラーをかけてからワープノードによる加工をしています

 

ここで、なぜブラーを入れるのか?といいますと

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これが比較画像で、左側がブラーなし

右側がブラー有り

角張っている模様ごとの、間が若干なめらかになります

また、ブラーがないと、模様の間の認知性が下がってしまうので

氷のような模様が見えなくなりやすいので、そのための処置です。

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ちなみに、強度を5にすると、このようになり

節目が非常にわかりにくくなるので、強くしすぎず、強度は1程度がいいと思います。

 

これで、氷の模様部分は終了です。

 

【氷の形部分】

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ノードはこのようになっています。結構強引な作り方ではあります、ご了承ください。

 

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まずは一直線なこの部分から。

 

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ノイズのこのノードにて、ノイズを作ります

そして、Distanceは極力低く、2~4程度に

 

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その後、調整のこのノードを接続します、現段階では繋ぐだけでOKです。

 

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その後、調整のこのノードを繋ぎます

Quantizeは2に設定します、これは、減色するノードで

2に設定すると、2色、つまり白or黒になり、中間の色が全て消えます。

 

ひとつ前のノードは、色の階層を動かすノードで、バーを動かせば、色が変わっていくのが解ると思います。

この状態で、最初のノイズの数値を弄ることで、形を作ります。

 

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この場合、白黒が反転であったり、上下左右、突き出た感じになっていてもOKです

SDでのノイズは、基本的にシームレスなので、こうなっても一切問題がないので、そこは安心して大丈夫です。

 

その後、トランスフォーム2Dにて、中心に持ってきて、大きさも調整します。

 

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赤の部分

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調整のこのノードで白黒反転しています...が

黒背景に白の形を造る必要があるので

トランスフォーム2Dで作った時点で黒背景であれば必要ないです。

 

大まかな、形部分はこれで完成ですが、枠縁の部分は、これを加工して作っていきます。

 

黄色の部分

強度を10程度でブラーをかけてぼかします

その後、ブレンドノードで減算します(接続部分はノードツリー参考にしてください)

 

こうする事で、元の形をした枠が作られます

このノードは、氷の模様と合成させます

 

青の部分

氷の模様がカラースケールなので、これもカラースケールに変更するために、グラデーションマップに接続し、カラースケールに変更します。

 

これにより、3つのパーツが完成したので、最後にそれらをかけ合わせて完了です。

 

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