moyasiエフェクト館

主にエフェクト関係の記事を上げていこうかと思います。


エフェクトに関係する記事上げてきます
エフェクト関係の記事の内容は緩く募集中
自分がわかる範囲であれば書いていこうかなと。

【Effekseer】擬似的な重力と反射

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若干久しぶりな記事ですが、今回は、擬似的な重力や反射を

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ノードの構成はこのようになっています。

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全て親子構造となっています。

一番親の、重力のノードは単純に下向き(Y軸をマイナス)方向に動かしているだけです。

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次に、拡散のノードは、ランダムに上方向に飛び散るようになっています

このノードのみは、このような動きになります。

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具体的な数値的には、このようになっています。

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生成方法を、球にして、角度を調整する事で、上方向へのランダムな方向に移動するようになります。

 

 

重力の処理としては、上方向に動かす力より、下方向に動かす力の方が強ければ、重力で落下するような動きになります。

ただし、ただ上方向と、下方向のみのばあい、単純な下方向にしか動かなくなります。

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また、今回の場合、単純に下に向かうだけでなく

最初上に上がってから下に向いて動くようにします。

イメージとしては、破片が飛び散った後に重力で落下するようなものです。

 

なので、始めのフレームでは、上方向への力を強くして、段々下方向への力を増やすことで、進行方向が上向きから、下向きに変化するようになります。

 

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これは、重力のノードの位置の詳細ですが。

始点速度が低速3、終点速度が高速3になっています。(拡散のノードは、両方とも等速です)

これにより、重力の方のみ、再生開始時は数値が低く、段々大きくなります。

そして、途中のフレームから、下方向への動きの方が強くなることで、途中から下方向へ落下するような動きになります。

 

 

続いて反射です

途中で、上方向に急に方向転換しているやつです。

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原理的には、重力と似たようなものです、まず重力部分のみの場合、フレームの途中から下方向へ切り替わります。

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適当に書いてしまった図だと、こんな感じです。

紫で囲ってある矢印がありますが、反射処理をする場合は、この矢印をなくして処理を作っています。

 

なくす方法としては、寿命のフレーム数でなくしてやります。

今回作った例の場合

上方向に動く動きは、45~75フレーム

一方、下方向に動く動きは15~35フレーム

よって、36~75フレームは、下方向への動きがなくなり、上方向のみの動きになります。

なので、下方向への動きが急になくなるので、進行方向が上向きに急に切り替えることで、反射のような表現を作っています。

 

 

反射処理は、そこまで具体的に使った例は無いので、使ってみた方がいたら、こっそり教えてもらえるとモチベが上がります!

重力処理は、結構使ったので、その例として一つ上げておきます。

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公式さんにサンプルとして上げているものなので、興味があれば是非。