【UE4】【Niagara】Niagara Dynamic Input Script使ってみる
Verは4.20.2です
今回はNiagara Dynamic Input Scriptに付いて。
名前が長いので、以下NDと省略します。
かなり基本的な部分は、この記事で紹介しているので、まだの方はこちらも参考にしてください。
今回の記事では、具体的にどうやって使っていくか?の所を。
NDファイルは、このような基本的な数値を設定するモジュールに対して
このように、XとYが分かれているのを引っ付けたりできます。
NDファイルの中身の構造はこちら、デフォルトは1が出てくるようになっており。
その数値をXとYに同じ数値を代入して、そのままOutputに繋がっています。
左上辺の、Output Parameterという項目に、出力にあるVec2の情報が入っています。
ここまでは、おおよそ以前の記事の内容と大体似てる部分だと思います。
【NDで計算式を追加する】
便利なのは、Inputを複数持て、このような四則演算用のNDがデフォルトで既に入っています。
システムに追加したりして、エミッターで設定している数値を直接いじるのではなく、ちょっと調整したい場合に非常に便利です。
乗算ことMultplyは中でも特に使う機会が多くなると思います。
また、NDにNDを追加することが可能です。
具体例としては、こちらを参考に。
四則演算系の場合、Inputが二つできるのですが、そのInputに対してもNDを追加することが出来ます。
例えばNDの乗算を追加して、A*Bに
このAに加算を追加するとA(A+B)*B
となります、この中の()は、更に細かく設定していく事も可能です。
複雑にする事もできるのですが、その場合はNDファイル自体を追加することも検討に入れたほうが、数値的にややこしく成りにくいと思います。
【Parameterと連動させる】
NDと直接関係では無いかも知れませんが、色々思考中に便利だなと思った使い方を。
まず、他のモジュールでSizeを設定している場合、もう一つSize設定用のモジュールを作ります。
既に設定されている場合、Parameterに格納されているので、それをドラッグ&ドラッグで入れ込みます。
そうすると、このBの数値がそのまま放出されるparticleの大きさの割合を設定する事ができるようになります。
このままの例の場合、用途としては、後で調整したい場合に、調整する場所を解りやすくする事の他
エミッター側で設定した数値を、システム側で個別に調整したりする場合等に用途がありますが、重要なのは、他のパラメータでも自由に設定出来る事です。
例えばこのように設定すると、放出されるparticleのサイズが、放出される生存時間が長いものほど大きいものが放出されるようになります。
SizeはVector2で、LifetimeはFloatですが
NDは、Vector2をFloatに変換する事も可能なので、このような、型の違うものを混ぜ合わせる事が可能です。
この機能を使うことで、一つの数値に入っている乱数を使いまわすことも可能です、生存時間によって、サイズだけでなく、放出位置や、角度など、非常に多数のものを設定する事ができます。
NDファイルそのものの製作などは、またいずれ書こうかなと思います。
それでは今回はここまでで。