【UE4】TextureSampleでUVアニメーションさせる
Verは4.23です
【初めに】
エフェクト用のマテリアルで、時々使う機能が
UVアニメーションを使ったマテリアル。
基本はこのような、UVアニメーション専用のノードを使います。
横の枚数や縦の枚数、どのようにアニメーションさせるかなどは
カスケードやNiagara側から制御する事になるのですが。
Niagaraの場合、メッシュタイプでは、今のVerでは恐らく対応してなさそう?なので。
TextureSampleを使って、自分でここの計算をすることで。
本来は出来ないUVアニメーションを自分で実装してみよう、という内容です。
いけたぜ pic.twitter.com/fgRLZaZfN8
— moyasi@マテフォの中の人 (@torisutamoyasi) August 29, 2019
こういうのが出来ます。
【横のみのアニメーションを作ります】
基本的に、TextureSampleにある、UVsの接続にいろいろつないでいって動かすようにします。
この接続部分に関する部分は
この、極座標の処理組んだ時の記事で書いてあるので。
原理的なところから気になる場合は、こちらを確認してみてください。
まずは、この横だけのものから、処理を組んでいきます。
左の1/4だけ映す場合はこう、非常に単純
X(R)を0~0.25が映る様にすればいいだけです。
ただ、この場合この0.25どこから持ってくるの?となってしまうので
ちゃんとこんな感じにしておきましょう。
テクスチャが横に4枚あるので、4。
分割数は、元の使うテクスチャで変わってくるので
ここはインスタンスで変更できるようにしておくと、便利だと思います。
ただ、今回の本題は「UVアニメーション」なので
そちらの処理を組んでいきましょう。
原理的な話だと、Rが0~0.25表示になっている部分が
0.25~0.5
0.5~0.75
0.75~1
この様に変わってくれれば良いわけです。
ここで非常に便利なCeilというノードが
小数点の切り上げの処理をしてくれます。
つまり、1,2,3,4...と段階的に数値が上がっていきます
それを4で割るだけで
0.25,0.5,0.75,1と段階的に数値が上がっていきます。
今はTimeで代用しますが、グラフとしてはこんな感じになります。
Timeからの数値を切り上げて
タイリング数で割ってあげます
その数値を加算すれば完成です。
横の分割数の数値を使っているので。ここが例えば8になれば
Ceilからでてきた整数も8で割ってから加算されるので、綺麗な数値になります。
分割数が多いほど、遅くなるのであれば
その分割数で乗算してあげると
Timeの数値が0~1で、分割数に関係なく、最初から最後のコマまでアニメーションされます。
横だけなら、これで完成です。
最後に操作しやすいように、DynamicParameterをつないでおきましょう。
【縦と横に拡張します】
次は、縦と横のあるものを作ります。
原理的には一緒ですが、若干ややこしくはなります。
まず、1コマ毎の更新の速度が、縦と横を掛けたものになります。
1秒で全てのコマを再生するなら
1コマ辺1秒/(横*縦)となります、今回は8*4の32です。
この速度で、横軸を行ったり来たりします。
縦の分割が4なので、1秒の間に、横を左端から右端に4往復します。
若干複雑にはなりますが。
横の動きと同じように縦の動きを作るだけになります。
ただ、この状態で再生すると、少しだけズレが出てしまいます。
時間から横のコマが変わるパターンと、横の変わるコマのパターンが少しずれているのが理由なので
縦軸が変わる時間を、少しだけこのようにズラしてあげると綺麗になります。
1/32の32は、当然全体のコマ数です
最終的には、DynamicParameterも入れるのを想定して、おそらくこんな感じになるかなと
同じパラメータを流用したりで、結構ごちゃごちゃになります...
これを使えば、UVアニメーションとタイリングの併用も...
多分出来ると思います!
これはまた実際に試した時にでも記事に書くかなとは思います。
【Effekseer】親子階層と角度で位置を制御、リボンで斬撃ブラーを作る
Verは1.42fとなります。
【初めに】
この記事の続きのような内容となります。
位置の制御から、リボンを使って斬撃ブラー作る所まで。
サムネイルはあまり変わってはいませんが
角度が大きく変わっています。
この辺はリボンで作る利点という部分にもなってきます。
今回Effekseerの記事では比較的に長いです、ご了承ください。
【位置の制御】
前の記事の時点で、3Dモデルを回転させたものがこんな感じであるとします。
このモデルを、全く角度を弄らない場合
剣の持ち手から先端は、Y軸の+方向を向いています。
この見方としては、XYZの軸がそれぞれRGB
(解りやすくするため、座標はX+の方向にずらしています)
では、この回転子という剣のノードの子に
粒子というノードを作ります。
剣の刃の位置にある程度Y軸が合うように、座標を設定すると
剣の子にあるので、刃の位置と大体合うような位置になります。
この状態で、剣を回すと、位置が追従してくるようになります。
角度や親子階層を使っての位置の制御は、こんな感じになります。
また、粒子に対して
位置への影響や、角度への影響などを、生成時のみにし
発生し続けるようになると
このような生成のされ方をします。
これしてどうするの?
って思われるかもしれないので。
一応エフェクトとしてのそれっぽい例としてはこんな感じのを。
先ほどの粒子のノードを
発生位置に使って、無差別な方向に少しとばしただけです。
粒子のノードの子にノードを作り
発生位置は、親である粒子ノードから持ってきます。
【斬撃ブラーを作る】
前回の記事のサムネイルである、こういうやつですね。
リボンで作る前に、まずは軌跡で作ってからにします。
リボンと軌跡の違いは、途中で説明を入れていきます。
まず、なぜ軌跡からかというと。
こちらのほうが単純で、汎用性自体も恐らく高いので。
まずはこちらから
オレンジの斬撃ブラーの他に
水色の粒子があるのが見えると思います。
これが、軌跡を発生させるため位置となります。
単純に剣の刃の位置に発生するようにしているだけです。
この水色の発生位置が、このノードツリーでいう「粒子」になります。
このノードの子にノードを新しく作り。
描画をスプライトから、軌跡に変更します。
ただ、この時点では何も起こりません。
次に、発生数を無限
位置への影響と、回転への影響を、「生成時のみ」に設定します。
そうすると、テクスチャを一切入れてない場合は、こんな感じで
軌跡が生成されていると思います。
こんな感じのラインが、大量に生成されています。
これに対して、粒子のテクスチャ、そして色をある程度つけたものを入れたのが
いわゆる、こういう斬撃ブラーになります。
自分で実際に作った人であれば、ここで違和感というか
こういう用途には合わない、と感じた人もいると思います。
それを解りやすい作りをすると。
例えば、こんな感じに、発生数は増やしたくないから
拡大をあげたものを、貼り付けたと想定します。
この時点だと、そこまでおかしい部分は見えにくいですが
角度を変えると、かなり違和感出てくると思います。
こうやって見ると、剣の刃の位置とズレているのが解りやすいと思います。
テクスチャ変えると、どういう理由なのかが解りやすいと思います。
斬撃ブラーの場合、剣を横に着る場合は、それに合わせて細く見えて欲しいのですが
そこが分厚く見えています。
ビルボード表示のような感じで。
どの角度から見ても、こちらを向くような表示になります。
今回のような例はありますが
基本的には、こちらのほうが自然に見える場合が多いです。
今回のような場合は、軌跡ではなく「リボン」を使います。
ただ、こちらの制御は結構複雑なので注意です。
まず、発生位置の基準を決めます。
粒子のノードをそのまま使います。
この子でリボンを使ってもいいのですが、制御がしにくいので
もう一つ追加します
それが、下にある発生調整というノードです。
スプライトで、配置方法はビルボードではなく「固定」で配置します。
そしてこんな感じに、斬撃ブラーを発生させたい角度と大きさなどを設定します。
あとは、この子にノードを作り、リボンに設定
軌跡と同じく
発生数を無限にし、位置への影響と回転への影響は「生成時のみ」
にすると。
角度を倒すと、それに従って倒れるような描画になります。
上から見ても比較的綺麗に。
いつものように、テクスチャや色を指定してあげると、こんな感じになります。
今回はここまでとなります。
Effekseerの記事も、何かネタが思いつけば書いていきたいです。
【Effekseer】親子階層を使って回転を制御する
Verは1.42fです
【初めに】
ちょっとライティングオカシイところがありますが。
回転という事で、この剣を元に説明していこうかなと。
なぜ剣なのか?はあまり気にしなくても大丈夫です。
剣が好きだからです。
このモデル、原点は持ち手の先端部分にあります。
ここを基準に回るので
エフェクト用のモデルとして出す場合も、原点はエフェクトを作りやすい位置に置いておくと便利です。
【まずは基本的な回転】
XかYかZ
それぞれ1回転させるとこんな感じになります。
どれも、回ってます。
では、ちょっと傾けた状態で回したい。
となった場合に、
このイージングなどだけで回すのは、少々難しいです。
また、任意軸などで動かすことも可能なので。
ここで上手く制御出来る人であれば、これ単体でも問題ないとは思いますが。
今回は、親子階層を使って、ここの回転を制御していきます。
【親子階層を使って回す】
親子階層はシンプルに、これだけでとりあえずOKです。
例えば、この動きをしている、「回転子」
に対して
親でXYZそれぞれ60度変更してあげると
剣で切る様な回り方を維持しつつ
角度が変わってくれます。
子の方の回転で、どのような回転を与えたいかを入れてから
親を回転させると。
今回のような、剣で切る様な動きを維持したまま回ってくれます。
とはいえ、このままだと、まだ角度を動かすたびに
動き確認するのが面倒、となってくる場合もあると思います。
その場合は、この様に、回すのではなく、乱数を与えて確認しやすくしましょう。
例えばZを0~360度回す場合であれば、この様にすると...
このようになります。
見た目は中々酷いですが、これであれば、角度の確認がしやすくなると思います。
親の方の、角度を一つだけ動かすとこんな感じになります。
これを使えば、どういう角度がいいかが想像できたら
それを数値を動かして調整していくだけになります。
あとは、いい感じの速度とか角度とかを指定してあげて
ここに軌跡入れてあげるだけで、剣を振って、その時に出てくる斬撃ブラー
っぽいものにはなります。
剣の刃先の部分を発生位置にして、軌跡引っ張るだけです。
古いVerでの解説ですが、軌跡そのものに関してはこっちの記事にて。
ただ、軌跡は位置の制御と絡んでくるので、細かくはまた別の記事で書きます。
【Niagara】Niagara用のアニメーション通知を自作する
Verは4.23です
【初めに】
少し前のVerから、漸くNiagaraにも
アニメーション通知から、エフェクト呼び出すことが出来るようになりました。
この「Play Niagara Particle Effct」
これがNiagaraのエフェクトを発生させるアニメーション通知となります。
設定としては、こんな感じになっています。
カスケードにあったものと基本変わらないと思います。
ただ、Niagaraの場合はデータの作り方によっては
ここで角度や座標などを変えても、変わってくれない場合があります。
その辺に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
この場合、この通知では動かすことが出来ない、という事になります。
また、ここの数値だけでは制御しにくい。
というエフェクトの場合もあると思うので。
その対処のために、この通知自体を作ろう、という内容になります。
【アニメーション通知を作る】
ブループリントの作成画面から、AnimNotifyを選択して、ブループリントを作成します。
中に入り、左上にある、オーバーライドから
Received Notifyを選択します。
すると、この二つのノードが作られたグラフが作られます。
例えば、とりあえずこの様に、Niagaraのエフェクトを発生させる処理を組みます。
(アセットを作った時点で、アニメーション通知に追加できるように自動でなります)
そして、今回作ったアセットを追加すると(名前はAnim_Testにしてます)
それだけで、アニメーションの画面でエフェクトが再生されます。
単純に発生させるだけならこれだけで可能なので
ここから使いやすいように、調整していきます。
【通知をカスタムする】
まずは、再生するエフェクトを選択できるようにしましょう。
変数作れば良いだけなのですが。
型がややこしい場合は
System Templateからピンを引っ張ってきて、その先で変数へ昇格
をしてあげると、自動で型を選んでくれるので非常に楽です。
また、アニメーション側から設定できるようにするには
変数の右にあるボタンをクリックするなどで、インスタンス編集可能にする必要があります。
これをしておかないと、変数を作っても、アニメーションの画面から編集する事ができなくなってしまいます。
キャラそのものの座標などが欲しい場合は
GetWorld系のノードを、MeshCompと接続して、繋ぎます。
Soketから指定する場合はこんな感じでしょうか...?
自分自身はSoketから指定するのが、あまり解っていないので
間違ってたらごめんなさい。
MeshCompの出力からは、Skeletal Mesh Component Object Reference
が出力されているようです。
下のAnimationはまんま再生するアニメーションのようです。
具体的にどう使うのか?という部分に関しては
エフェクトそのものをどう作るのかに掛かってくると思いますが。
個人的には、この様に、自分がそれぞれ制御しやすいようになるように
Niagaraの中で直接動かせるようなものを入れています。
イメージとしては、エフェクト用のマクロ作るようなイメージ...
でいいのかなとは思います。
例えばですが、この様な大量のパーティクルが飛び散るエフェクトであれば
発生数と乗算してあげることで。
同じエフェクトでも、アニメーション毎に発生するパーティクルの数を増やしたり減らしたり、という事が可能です。
ただし、デフォルトではUser.系のデータは0の数値が入ってくるようなので
乗算をする場合は、1を加算した数値などを乗算すると解りやすいと思います。
煙などのパーティクルであれば。ここを分ける事により
全体の大きさだけでなく、Particle.SpriteSizeと乗算してパーティクル単体の大きさを変えたり。
Particle.Velocityと乗算して、速度だけを変えたりする事もできます。
特に砂埃などでは、普通に走ってるだけだと発生数少ないが
地面に叩きつけられたモーションでは発生数を増やす...という事も出来るようになります。
【Niagara】レベルで正しくエフェクトを再生させる為に
Verは4.23です
【初めに】
記事のタイトルに悩みましたが、所謂サムネイルみたいになってしまう
という時の対処みたなものです。
今回は最近の記事より初歩的な内容だと思います。
今更と思われるかもしれませんが、ちゃんと記事として書いてなかったので...
ただし、今回はアニメーション通知でのNiagaraのエフェクトを発生させる内容については触れません、そこはご了承を。
この記事の続きみたいな感じで書くのを予定しています。
例えば、BPで攻撃ボタンを押すと、剣を振るモーションが再生され
エフェクトが発生する
という処理をこの用に作ったとします。
このBPは、操作するプレイヤーのBPと仮定します
なので、プレイヤーの座標と角度を取得して
それを使ってエフェクトを再生します。
なお、Scaleの接続がありません。
(アニメーション通知で再生する場合にはあります)
同じ条件で、プレイヤーを違う位置、違う向きで再生しても。
エフェクトの位置と向きが固定されています。
【座標、角度の指定】
Niagaraのエフェクトを発生させる「SpawnSystematLocation」
LocationとRotationの接続がありますが
これは発生させるエフェクトそのものを動かす、という内容ではありません
ここにあるパラメータの
Locationの接続は
「Engine.Owner.Position」
Rotationの接続は
「Engine.Owner.Rotation」
に情報が入ってきます。
Niagaraでの座標を指定する「Particle.Position」
これを新しく作ってときに、最初から設定されているので
こちらは、特に気にしてなくても、座標がずれること自体は、少ないと思います。
※古いVerでは、自分で設定する必要があります。
「Engine.Owner.Position」はVectorではなくVector4となります。
これはRotationのVector型が、クォータニオンのVector4型に自動的に変換された
と考えると解りやすいと思います。
メッシュ型の場合
角度を指定するのは「Particles.MeshOrientation」というパラメータですが
これがVector4のクォタニオンを指定するので
ここに直接指定してあげると。
角度を綺麗に変換してくれます。
【角度を使った座標変換】
次はこういう場合の対処です。
座標の指定はこうなっています。
キャラの前方にパーティクルを出そうとして
キャラの座標にY軸+0~500の位置に出したとしても
この座標には、キャラの向きの計算が入っていないので、キャラの向きを無視した方向に出てきてしまいます。
なので、この座標自体を、キャラの角度からとってきた
角度を使って回します
(キャラの前方に出すのはY軸ではなくX軸でした...)
こうする事で、キャラ座標からX軸0~500の座標を、キャラの向きで回した結果が。
発生位置となりました。
今回はここまでとなります。
Niagaraでの基本的な内容だと思います。
アニメーション通知関係は、また記事書いていきたいと思います。
【Effekseer】渦を描くような発生位置を作る
EffekseerのVerは1.42fとなります
いわゆる、こういう動きを作っていきます。
【構成】
ノードツリーはこの様になってます。
ノード其々の役割としては
【回転】
その場で回転する、子のノードを回すために使用
【発生位置移動】
一直線に移動する、今回はY軸
この移動を、親の回転のノードで回します
【発生位置】
実際にパーティクルを発生させる位置
其々のノードの設定を
【回転】
単体の動きだとこうなります。
ただ回転しているだけです。
設定としても、回転のみになります。
今回はイージング設定でZ軸を回します。
発生数は1。寿命に関してはお好みで。
【発生位置移動】
ノード単体だと、このような動きになります。
このノードの親である、回転のノードの影響を与えると、この様な動きとなります。
こちらは、位置と生成方法の二つを設定します
見当たらない場合は、画面上部のウインドウ、とある部分から出してください。
移動に関して、今回の場合は
イージング設定で、Y軸に動かしています。
生成方法に関して、今回の場合は
生成角度にチェックを入れます。これにより、発生位置そのものが変化します。
軸方向を「円」「Z軸」
分割数を「3」
生成位置種類を「正順」
分割数は、何方向から出てくるかの設定になります。
5方向にすると
こんな感じになります。
ここは使いたいエフェクトに応じて色々変えてみてください。
共通の設定は今回こんな感じになっています。
生成数は、分割数と同じが好ましいです、今回は3に
生成時間は、1フレームで纏めて発生させる場合は小さい数値を、今回は0.010に
生成開始時間、これなのですが
デフォルトの0にした場合、最初のフレームで1つだけ発生して
2つめ以降が次のフレームで発生する、という事が起こってしまうので
「1フレームでまとめて出す場合は負の数値」を入れます、基本-1が解りやすいと思います
【発生位置】
あくまでも発生位置としてみるだけなら、こんな感じになります
デフォルト設定から、生成数の無限にチェックを入れ
位置への影響を
「生成時のみ」に変えるとこの様になります。
テクスチャ一切使わなくても、ある程度調整するとこんな感じになります。
これはこれで綺麗かなとは。
基本設定
パーティクルの寿命は50の振幅20(30~70)
フェードイン、フェードアウトは
描画共通から、インが8、アウトが12
ブレンドは「加算」
色の設定
描画から全体色をランダムに、範囲は
R255、G64、B16、A255
R255、G128、B32、A255
大きさの設定
拡大から単一イージング
1の振幅0.125(0.875~1.125)から
0の振幅0
始点速度高速2の、終点速度は低速3
位置の設定
移動からイージングの
Y0.25の振幅0.125から(0.125~0.375)
Y1.5の振幅0.5(1~2)
始点速度高速2、終点速度低速3
生成方法から「生成角度に影響にチェックを入れる」
球に設定し
X軸角度とY軸角度、それぞれ中心0の振幅180(0~360)
エフェクト自体の設定はこんな感じになります。
「位置」と「生成方法」
この二つは合わせると中々便利な挙動になるので
色々試してみると、表現の幅が広がると思います。
生成角度に影響、ここにチェックを入れるのは忘れないようにしてください。
【Niagara】渦を描くような発生位置を作る
【初めに】
今回制作したVerの都合で少しVer古いです、ご了承下さい
Ver:UE4.21
また、サムネイルは3本のラインですが
これにはエミッターを3つ使っています、そこもご了承ください。
#クリ祭19
— moyasi@マテフォの中の人 (@torisutamoyasi) September 13, 2019
タイトル:魔法使いの枯葉処理#UE4#Niagara#GameSynth
秋+赤って事で落ち葉に、レベルが室内なのは気にしない方向で
エフェクトはNiagara、効果音はGameSynthで作ってます
レベル、キャラ、BGMはマケプレのアセット pic.twitter.com/vT56I23SIP
Twitterに投稿した、このエフェクトの前半部分の制御の内容です。
動きの制御としては、単純にクォタニオン使っていきます。
事前準備として、一定期間パーティクルが発生する設定をしておきます
赤枠の部分を設定します、今回は1.2と500にしました。
【動きを考える】
今回の動きは二つの動きが組み合わさってます。
1、外から中心に向かう動き
2、時計回りに回る動き
【動きを作っていく】
今回はまず外から中心に向かう動き
を作ってから
そこに時計回りに回る動きを合わせていきたいと思います。
今回の制御は、速度などではなく、直接発生位置を制御していく形となります。
なので、動かすのは「Particle.Position」のみとなります。
BPなどで、発生位置に指定した座標を持ってくる「Engine.Owner.Posion」は
パラメータの右にある▼から検索で持ってくる事が出来るようです。(最近知りました)
まずはPositionをこのように設定します。
まず上から
AddVectorで、AとBに入ってる数値を加算します。
Positionの設定は、基本的にはEngine.Owner.Posionと加算するのが多くなってくると思います。
Bに入っているMultply Vectorにより、その下のAとBを掛け算します。
最後に、掛け算のBの部分に入っている部分は
VectorをFloatに変換する機能と(Vectorの3要素全てに同じ数値が入るようになります)
最低値から最大値の乱数を出してくれる機能
となります
黄色枠の数値は、同じのを作ると勝手に出てくるだけなので、気にしなくても大丈夫です。
この赤枠部分は、0~1の乱数をXYZそれぞれに代入します。
ただし、VectorFromFloatで変換しているので、XYZは常に同じ数値が入ります
この場合X0,Y800,Z0とXYZ0~1を掛けているので
XZは0固定で、Yのみ0~800のランダムとなります。
この時点で発生させてみると...
このようになりました、黄色の丸が発生位置の基準で
そこから絶対座標のY方向+0~800の位置にランダムに再生されます
(相対座標ではないので注意)
ですが、今回やりたいのは、外から内側に向かうように制御したいので。
ここから調整していきます。
先ほど0~1の乱数にしていたところに、この「Emitter.NormalizeLoopAge」を入れましょう。
すると、このように、左の方から発生して、右の方に動いていくようになります。
発生位置の基準が、落ち葉の中心位置なので
そこから外に向って行っている
つまり
Yの800と掛けている数値が、増えていっているという事になります。
また、最初に設定してNextLoopDuration
ここは発声期間を指定していますが、ここを高い数値にすると
炎の位置はゆっくり動くようになります。
この事から「Emitter.NormalizeLoopAge」は、発生時間そのものではなく
発生時間を割合で取得していると推測できます(違ってたらごめんなさい)
0から1では都合が悪いので
1から引き算する事で1から0になるように設定します。
これにより、外側から中心に向かう炎となります。
【炎の動きに回転を入れる】
では、次にこの動きに回転を入れて、サムネイルのような動きができるようにします。
今回、説明をしやすくする為にPositionの設定を分割します
Niagaraは上から計算を行います
なのでこの場合、上で設定した、外から内側に向かっていく炎の計算の後に
Engine.Owner.Positionを設定しています。
この場合は下ので上書きするので、発生位置が一箇所に固定されます。
なので、Positionに更に動きを入れたい場合は
この様に、計算式の中にPositionを持ってくる事で解決します。
この状態だと、XYZに0を加算しているので、何の変化も起こりません。
まずは角度のランダムを設定しましょう
今回はクォタニオンを使います
Niagaraでのクォタニオンの説明などはこちらの記事などを参考にしてください
内容としては、非常に単純で
Positionの数値を、クォタニオンで回す、本当にただそれだけです。
クォタニオンを作る手段としても、回転軸と角度から作る場合は解りやすいと思います。
この場合は上のVectorが回転軸
UE4ならZUpなので、0,0,1を回転軸にして
角度には0~360の乱数を入れます。
これで、回ってはくれます...が
今の状態のPositionは、発生位置と加算しています。
つまり、相対座標としてではなく、絶対座標として回してしまいます。
個人的にNiagaraで座標を扱う場合はここが面倒かなと思います。
なので、実際作るときは、Positionはあまり別けない方がいいです。
今回説明用という事で、少し強引なやり方を使います
上の赤枠でVector同士の減算をする事で、Positionが相対座標に変換し
その下の赤枠部分で、Engine.Owner.Positionを加算します。
簡単に言ってしまうと、計算式に、エフェクトの発生位置そのものが影響しないようにします。
こうする事で、Y座標800から0に向かう動きが
半径800から0に向かう動き、に変換する事ができました。
ただし、今回やりたいのは
このような動きを作りたいので、角度の方の制御をしていきます。
単純に、角度をランダムにしていた部分に「Emitter.NormalizeLoopAge」を掛け算するのみです。
この場合だと、0から360度に変化していきます。
この360の部分を大きくすると、回転が早く、小さくすると、回転が遅くなります。
これで渦を描くようにはなります。
ラインを3本に増やすには、エミッターを増やしましょう。
(条件指定するIF使えば一つのエミッターでも可能ではあると思います)
角度を固定値で増やしたい場合は、角度の計算の後に角度を固定値で増やしてあげるだけでいけます。
【まとめた場合】
まとめた場合はこんな感じになります。
赤枠の部分が、前半部分のY座標の800から0に向かっていく部分で
黄枠の部分が、クォタニオンを作っている部分です
紫枠の部分が、赤枠のベクトルを黄枠のクォタニオンで実際に回している部分となります。
今回はここまでとなります。
動画の後半部分はまた別の制御方法でやっているので。
機会があればおそらく記事にすると思います。