【Effekseer】Fカーブあれこれ
今回は、Effekseerの機能であるFカーブについて色々と
【Fカーブとは】
グラフ上で、数値を自由に設定する事が出来る項目のようなものです。
サムネイルのような、複雑な動きを作ったりするのには重宝しますが
設定が若干面倒臭いという欠点もあります。
【イージングとの兼ね合い】
エフェクトには、動きの緩急をつけたほうが見栄えが良くなる
という事が非常に多いので
そのようなのを作る場合だと、Fカーブは非常に重要そうです...が
Effekseerの場合、イージングという機能がありまして
こちらが非常に手軽に緩急をつけやすいので
緩急をつけるだけであれば、基本的にイージングで済む場合が多いです。
イージングの設定の場合、始点と終点を設定します。
始点から終点までは、パーティクルの生存時間を掛けて移動します
なので、生存時間への影響力が非常に強いです
使い勝手が悪い部分もあるにはありますが、生存時間だけで制御出来る事でもありますので
調整が比較的にしやすい利点でもあります。
また、始点速度と終点速度により、動きの緩急を非常に簡単につける事が可能なので、基本的に緩急をつけたいだけであればイージングで問題ない場合がかなり多いかなと。
【Fカーブを使いやすい場面について】
では、イージングではなく、Fカーブが便利になってくる場面はどうなるのか?という部分が出てきます、自分の中で、ここはFカーブを使ったほうが良いのでは?と思った要素をいくつか挙げていきたいと思います。
(但し、イージングの機能が強化されれば、下記の例でもイージングのみで可能になる可能性はあります)
この例ですと、0Fから30Fまでは一切動かないです(50Fから100Fも動きがないです)
イージングで設定する場合、始まってから、常に動き続けるので
このような動きを付けることが現在できません。
生成開始時間を遅らせればいいのでは?
生存時間を短くすれば良いのでは?
こう思う方も当然居ると思いますが
ノードの親子階層を使う場合
や
このFカーブで位置を制御している場合、拡大自体は0F目から拡大していく要素の場合
発生を遅らせる事ではやりにくいと思われるので、この場合はFカーブを使うと便利なのでは?と。
例としては、このような動きです。
この例の場合、動く→止まる→動く
という動作を実装する場合です
このような動きは、あまり使う機会自体が、あまりなさそうに思われるかもしれませんが
使い方が分かると、面白い動きになるのかな?と個人的には思います
動きとしては、こんな感じになります。
このような、行って、戻ってくるような動きです
個人的には、非常によく使うパターンだったりします。
位置を動かすというよりも、色で使う場合が多いですが
フェードイン、フェードアウト専用の設定自体は確かにありますが
細かく作りたいという場合には、Fカーブでαを弄ることが多々あります。
動きはこんな感じになります
主に色で使う事が多そうなこのような動きなど
始めはRGBそれぞれ255で
終わりがRGBそれぞれ0ですが
RGBでそれぞれ変化の仕方を変えるなどができます。
また、色の場合、Fカーブの上部分にそのフレームでの色が表示されるのも中々便利だったりします。
このような作り方であれば、例えば炎を作る場合
最初は黄色~赤色の炎で、後半はずっと黒い煙が上がっている
という色の変化を作りやすいです。
色の変化はこんな感じになります。
【Fカーブの設定関係】
Fカーブは設定若干面倒な部分もあるので、自分が普段やってる方法を
まず、Fカーブの設定を入れる場合
グラフ上で、キーボードのX,Y,Z,R,G,B,Aを押す必要があります(それぞれ座標や色のキーを)
そしたら、ここでフレーム数と数値を直接入力します
ドラッグで動かすこともできますが、自分は基本的に数値は直接入力しています
Fカーブには、このような湾曲を作るための仕様もあり、こちらも直接入力などもできるのですが、自分自身は殆ど使う事はないです。
非常にややこしくなってしまいがちな事もありますので...
今回のFカーブの機能、設定がややこしい部分はありますが、細かい動きを作ったりしやすいので、使い方が分かると非常に便利だと思います。
折角なので、以前Fカーブで色々試して作ったのを貼っておきます。